病気と健康

レスタミンコーワは睡眠導入剤として優秀なのか?その注意点とは

投稿日:2016年8月1日 更新日:

 

レスタミンコーワというお薬を知っていますか。アレルギー性疾患による皮膚の湿疹や鼻炎等に対して効果があるお薬です。

 

ところが、この薬、睡眠導入剤としても効果があると噂されています。

 

他の睡眠導入剤よりも安く手に入れられることから、代用として多くの方が購入されているようです。

 

少し天然な管理人
でも本当に心地よい睡眠を手に入れられるのかな?
しっかり者たかし君
確かに薬というだけに副作用が心配ですよね。それに鼻炎の改善をするにしても一時的な対処であって治すことはできません。

 

というわけで、レスタミンコーワの睡眠作用について。鼻炎を効率よく改善させるためにできることも合わせて解説いたします。

 

秘密は、ジフェンヒドラミン塩酸塩にあった

秘密

アレルギー性の病気(湿疹や鼻炎)を治療する場合、アレルギー反応がおきている部位に軟膏をぬったり、点鼻をしたりして症状を改善する方法が一般的です。

 

レスタミンコーワは内服薬で、そのアレルギー反応を内側から緩和する働きがあります。

 

主な成分は、ジフェンヒドラミン塩酸塩。レスタミンコーワを服用すると、この成分のはたらきによって、体内でおきているアレルギー反応をおさえ改善することができます。

 

その結果、じんましんや、しっしん、鼻炎などの症状を改善する効果があるのです。

 

しかし、このジフェンヒドラミン塩酸塩には眠気をもよおす作用があります。さてはて、これを効果的な作用ととらえるか副作用と捉えるか。(一般的には副作用です。)

 

具体的に眠気を誘う作用の仕組みについて説明しましょう。

 

アレルギー反応を起こす仕組みの裏側にはヒスタミンが大きく関係しています。ジフェンヒドラミン塩酸塩はこのヒスタミンの放出を抑える働きがあるため、この成分を含む薬を飲むことでアレルギー反応を抑えることができるわけです。

 

しかしヒスタミンには覚醒作用もあります。

 

つまり、薬効でヒスタミンの放出が妨げらるので、覚醒作用が阻害され眠たくなるというわけです。

 

上記の成分はアレルギー用の薬のほかに、睡眠改善薬の主成分としても使われています。

 

ただ睡眠改善薬という名目でそれを買おうとすると高くつきます。

 

しかし、抗アレルギー薬として販売されているものは、睡眠改善薬として販売されている薬とまったく同じ成分であるにもかかわらず、より安価で買えるため、レスタミンコーワが睡眠導入薬として注目されているのです。

 

レスタミンコーワの効果は?

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飲み始めた最初の頃は、すぐに効果があらわれ、ぐっすりと熟睡できる人が多いようです。

 

しかし、服用を続けていると、わりと早い段階で鎮静作用に対する耐性ができてしまい、眠気を催しにくくなるようです。また、深いノンレム睡眠やレム睡眠に対する薬の影響はないため、睡眠そのものの改善には効き目がありません。

 

そのため、不眠症の方への使用はすすめられていません。

 

少し天然な管理人
健康を考え、できることなら薬なしで熟睡したいよねー。
しっかり者たかし君
そうですね。あと、以下の病気を患っていると思わぬ副作用に襲われることもあるので注意が必要です。

 

絶対にこの薬を飲んではいけない人

この薬を絶対に飲んではいけない対象の方がいます。

 

緑内障の人と、前立腺肥大症のある人です。レスタミンコーワには、脳の覚せい状態の邪魔をする抗コリン作用をおこすはたらきがあります。

 

このため、脳の活動が低下して眠気がおこるのですが、この抗コリン作用は、体の筋肉を緩ませる作用もあります。目の毛様体の筋肉が緩むと、目の中をめぐる房水の出口を狭めてしまい、水がうまく抜けなくなり眼圧を上昇させてしまいます。その結果、緑内障が悪化する恐れがあるわけですね。

 

また、抗コリン作用が膀胱の筋肉を緩ませることによって、尿が膀胱内に長時間たまることになります。

 

それが、前立腺肥大症の方の膀胱を圧迫する作用をさらにすすめてしまい、症状の悪化につながるのです。なので上記の病気を患っている方はレスタミンコーワを飲んではいけません。

 

レスタミンコーワの用法と服用の注意点

レスタミンコーワの用法は、成人で1回3~5錠を1日2~3回服用するとなっています。

 

しかし、より強い効き目をもとめて、大量に服用すると抗コリン作用によって、脳の活動が極端に低下してしまいます。その結果、幻覚や幻聴、意味不明なことを話すといった症状があらわれることがあるようです。

 

また、体の筋肉が緩むため、運動失調や呼吸不正などの症状があらわれ、体を思うように動かすことができなくなったり、息苦しくなったりします。さらにひどい状態で、急性中毒におちいると心臓などの筋肉が緩み、心血管虚脱となり血液を体内に循環させることができない状態になります。そして、2~18時間で死亡に至ることもあり、とても危険です。

 

命に別状はなくても、大量に長期間服用することで、軽い依存性もあらわれ、薬が手放せなくなることがあるので、用量や用法はきちんと守るようにしましょう。

 

というか、そこまでのリスクを負ってこの薬に頼るのは間違いだと思います。

 

薬はあくまで短期的に症状を改善させるものだと覚えておき、根本的に治すのなら日々の生活習慣の見直しを検討してください。

 

まとめ

レスタミンコーワは、睡眠導入剤としては、あまり優秀とはいえません。人によっては効き目が強すぎて、1日中眠気におそわれるようになりますし、反対に効き目があまり実感できない人もいるからです。

 

眠気が強すぎると、起きている間の車の運転などにも支障をきたします。また、効き目の弱さは、大量服用を招くことにもなりかねません。

 

満足のいく効果を薬に期待するのであれば、医師の診断を受け、薬を処方してもらいましょう。医師の処方する薬には、入眠のみを助けるものや眠りを深くして熟睡感を得られるものなど、薬の種類もさまざまあります。

 

医師は、患者の話を聞き、体格や症状に合わせて的確に処方してくれると思います。副作用についても、医師の方が僕たちよりもはるかに詳しいのですから、自己判断で薬を飲むことよりも効き目も安全性も優れているのは言うまでもありません。

 

また、医師の処方であっても睡眠導入薬の常用はできるだけ避ける方が望ましいです。常用させることを前提に金儲けしようとする医者もいることですし・・

 

薬の効果によってしっかり眠れたという結果を重視するのではなく、そのことが睡眠を改善するきっかけとなるように薬を用いるべきです。

 

生活のリズムなどを整えて、睡眠を改善していくことが一番安全で確実な方法だと言えるでしょう。

 

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最後までこの記事を読んでいただきありがとうございました。

 

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